3つの約束ごと

ダイレクトフェアトレード

私たちのコーヒー豆は、すべてダイレクトフェアトレード。商社や中間流通企業を介さず、直接、生産者組合から豆の買い付けを行います。それぞれの産地に足を運び、コーヒー農園や現地の生活に触れ、収穫された豆を確認し、フェアトレード価格で取引を行うこと。そのすべての工程を、自分たちが直接かかわる。そうすることで、トレーサビリティーの明確な、質の安定した豆の持続的な供給につながるから。 私たちのフェアトレードコーヒーに、認証マークはありません。このマーク取得のためには申請や手続きなどの様々な労力が必要ですが、それが小規模な生産者にとっては大きな負担となる。けれど、ダイレクトフェアトレードは直接やり取りできるため、生産者の労力を最小限に抑えることができます。売上の一部は、現地の人々の暮らしと地域の子どもたちの未来に向けた社会開発活動にあてられますが、どのような活動内容にするかは、個々の生産者組合と協議して決定します。お金の使い道を話し合って決められる。それも、ダイレクトフェアトレードのメリットです。

オープンな社会開発活動

私たちは、生産者や現地の人々の暮らし、そしてそこに住む子どもたちの未来のために、地域ごとにどのような活動が必要か話し合い、生産者組合や現地NPOとともに、農業支援、女性支援、教育支援といった社会開発プロジェクトを進めています。売り上げ価格に含まれる社会開発基金で、各地域の生産者組合と協力し、様々な活動を行っています。生産者の生活環境や労働環境を向上していくことはもちろん、自然環境に考慮したサステナブルな栽培方法を推し進めることも大切です。ダイレクトなフェアトレードだからこそ、個々の生産地を見つめた活動が可能となり、またその内容や報告についても(タイムラグをなるべく減らし、)常にオープンに伝えることができます。

焙煎へのこだわり

私たちは、フェアトレードコーヒーこそおいしさが重要だと考えます。フェアトレードは生産者の持続性と生活向上に配慮した公正な価格で買い付けるため、一般的なコーヒー豆よりも価格が高くなります。だからこそ、お客様に心から満足していただく商品を届ける責任がある。そのために、私たちが重視することは「焙煎」です。焙煎とは、生豆の特徴や個性を生かしながら、味のバランス、そしておいしさを磨き上げるための工程。それぞれのオリジンの特徴を熟知し、その個性を生かすため、温度や時間、圧力といった様々な焙煎条件を季節や天候に合わせて調整し、個々のオリジンが持つポテンシャルをじっくりと引き出し、商品化します。品質の良い生豆を、コーヒー鑑定士と焙煎職人の手によってさらに磨きあげること。フェアトレードコーヒーっておいしいんだ。あなたにそう感じてもらうことが、なによりの喜びです。